アトピー性皮膚炎でもアロママッサージはできる?おすすめの精油は?

ズバリ、アトピーをお持ちの方でも精油をしっかり選べばアロママッサージが可能です。

「アトピー持ちだけど、アロママッサージで癒されたい」

という方もご安心ください。とはいえアロママッサージは精油を使うため、精油選びは大事
です。

サロンの場合はスタッフがヒアリングのもと適切な精油を選んでくれますが、自分でアロママッサージを行う場合はぜにこの記事を参考にしてみてください。

さっそくですが、アトピーにおすすめの精油は
● カモミール・ローマン
● ゼラニウム
● ラベンダー
● ティートリー
● ペパーミント
の5つ。

それぞれ殺菌作用や鎮静作用があり、症状を一時的に抑える効果が期待できます。

カモミール・ローマン抗アレルギー作用、鎮痛作用、免疫活性作用、抗炎症作用、保湿作用、肌荒れの改善
ゼラニウム皮膚修復作用、保湿作用、皮脂バランス調整作用、保湿作用、抗炎症作用
ラベンダー殺菌作用、抗炎症作用、傷の修復作用、鎮静作用、鎮痛作用
ティートリー殺菌作用、抗炎症作用、抗ウイルス作用、癒傷作用
ペパーミント抗菌作用、鎮痛作用、抗ウイルス作用、粘液溶解作用

カモミール・ローマン

カモミールとは西ヨーロッパやアジア北部が原産のキク科の一年草で、りんごのような香りが特徴です。

カモミールと一口に言ってもいくつか種類があるのですが、その中でもアトピー肌でも使用しやすいのが「カモミール・ローマン」と言われています。

カモミール・ローマン 抗アレルギー作用、鎮痛作用、免疫活性作用、抗炎症作用、保湿作用、肌荒れの改善鎮静・緩和、かゆみを抑える作用があるとされており、かゆみが出やすい方にもおすすめの精油です。

アロマトリートメントオイルは「キャリアオイル+エッセンシャルオイル(精油)」なので保湿効果が高く、乾燥を伴う肌の症状・かゆみには特に効果がで期待できます。

心理的作用としてはリラックス効果があり、アトピー性皮膚炎のかゆみによるストレスを癒したり、寝付けない時にも◎

ゼラニウム

ゼラニウムはバラのような香りがするのが特徴で、ホルモンの分泌調整作用に優れている精油です。

生理前にイライラしたり不安になったりした時に香りと落ち着くと言われている精油ですが、皮膚修復作用や抗炎症作用もあるのでアロマトリートメントオイルに使用するのもおすすめ。

アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の方が実際に使ってみて、「少しずつかゆみが引いて肌も改善された」という口コミもいただきます。

赤みやかゆみが気になる方やリラックスしながらアロママッサージをしたい方はぜひゼラニウムを選んでみてください。先ほどご紹介したカモミールローマンと一緒に使うのも◎

「カモミールローマン&ゼラニウム」は相性もよく、アロマに慣れてきたらブレンドにも挑戦してみてください。

ラベンダー

ラベンダーは鮮やかな紫色のハーブで、優雅な香りが特徴です。柔軟剤などにもよく使われる香りですね。

ラベンダーには殺菌作用や抗炎症作用、傷の修復作用があり、アトピー性皮膚炎の方にもおすすめの精油です。

香りに注目されがちですが、肌に対しては鎮静・修復作用に優れているので、アトピー症状に悩まされている方にも役立ちます。精油の中でも代表的で手に入りやすく、他の香りとも合わせやすい精油です。

ティートリー

ティートゥリーはオーストラリアに生息するフトモモ科の常緑樹。フレッシュな香りのするハーブで、殺菌作用に優れていることで有名です。

殺菌作用はしっかりあるものの意外と刺激が弱く、敏感肌やアトピーをお持ちの方でも使用できます。

炎症を抑える効果もあり、キャリアオイルと混ぜて肌に塗布すれば安心して使えますよ。

少し重めの香りのゼラニウムと相性が良いので、ブレンドしたい場合は「ゼラニウム+ティートゥリー」もおすすめです。

ペパーミント

料理やガムでもなじみ深いミントの一種で、すっきりとした香りが特徴です。

アロマトリートメントにペパーミントを使うと爽やかな香りに癒され、かゆみやアレルギーを鎮めてくれる効果も期待できます。

ただしメントールによる皮膚刺激が強いとされるので、デリケートな部位や症状が強く出ているところには使用しないでください。他の精油と混ぜて使用してみてもいいですね。

ペパーミント特有の爽快感は、アトピー肌の方にとって強い味方となってくれるでしょう。

【今回のポイント】
● カモミール・ローマンは保湿効果が高くかゆみを抑える作用がある
● ゼラニウムはリラックス効果が高く皮膚修復作用や抗炎症作用がある
● ラベンダーは鎮静・修復作用に優れている
● ティートリーは炎症を抑える効果が期待できる
● ペパーミントは特有の爽快感が魅力

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